2022年7月、WiMAXの契約期間縛りと解約金が見直され、ほとんどのプロバイダでプラン内容が変更されました。
契約期間は2年プランと期間縛りなしプランがメインになり、自動更新がなくなりました。
1~2万円とかなり高かった解約金も、およそ1,000円程度と大幅に引き下げられました。
これだけ聞くと素晴らしい改善ぷりですが、実質的にはそこまで大きく変わっていないというのが本当のところです。
いったいどういうことか詳しく解説していきます。
解約金も安いしほとんど契約期間はないようなもんじゃん!
これならお試し感覚でも使えるな!
残念ながら実際のところは今までどおり、やはり2~3年使わないといけない内容になっているんだ。
どゆこと!?
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WiMAX契約期間、解約金まとめ表
まずは、2022年7月現在の各プロバイダの契約期間と解約金、そして端末代金を以下の表にまとめましたのでご覧ください。
以前は、契約期間は3年プランがメインで、解約は2~1万円、契約更新月を過ぎるとまた3年の自動更新がされる、という内容のプロバイダがほとんどでした。
新しいプランでは2年契約か縛りなしというプロバイダがほとんどです。
途中解約の場合にかかる解約金もかなり安くなり、ほぼ負担にならないような金額となりました。
契約の自動更新もなくなり、契約期間を経過した後はいつでも解約金なしで解約ができます。
これが今の各プロバイダの契約プラン内容。
プロバイダ | 契約期間 | 解約金 | 端末代金 | 自動更新 |
---|---|---|---|---|
GMOとくとくBB | 2年 | 1,100円 | 21,780円 | 自動更新なし |
BIGLOBE WiMAX | なし(実質2年)※ | 0 | 21,912円 | 自動更新なし |
Broad WiMAX | 2年orなし | 3,383円 | 21,780円 | 自動更新なし |
カシモWiMAX | なし(実質3年)※ | 0 | 21,780円 | 自動更新なし |
UQ WiMAX | なし | 0 | 21,780円 | 自動更新なし |
※ カシモWiMAXとBIGLOBE WiMAXは、端末代金の支払いを分割払いにすることで同額の割引の受けることができ実質0円として提供されています。
分割払いの途中で解約した場合は、端末代金の残債の一括支払いが発生します。
事実上は変わらない、契約期間と解約金
上述の表を見ると解約金はほとんどなくなったようなもので、「契約期間自体もう気にしなくててもいいんじゃないか」と思うかもしれません。
しかし、実質的にはたとえ縛りなしプランでも2年~3年の契約期間に縛られることになります。
なぜなら解約金の代わりに、端末代金が高額になったからです。
これまでは0円で提供されていた端末代金が、約20,000円とかなり高額で提供されることになりました。
分割払いにした場合、分割払いの途中で解約すると端末代金の残債を一括で請求されます。
この端末代金の支払いが、これまでの解約金と同等くらいの金額です。
一括払いにした場合は当然初期費用が高くなります。
実際にお得な料金で利用しようと思った場合の利用期間やトータルの費用、短い期間で解約した場合の解約金はそれほど変わらないというのが結論です。
端末代金がこれまでの解約金と同額くらいかかるやん!
トータルの費用で考えると、やっぱり2~3年使わないと損な計算になっちゃうだ。
契約更新月を気にしなく良くなった!
一番大きな変化は契約の自動更新がなくったところでしょう。
以前は、契約期間が終わった月が契約更新月となり、その1ヶ月だけ解約金なしで解約ができました。
その契約更新月を過ぎると自動更新され、また3年などの契約期間内の解約には解約金が発生する内容で、ピンポイントのタイミングでの解約が必要でした。
自動更新がなくなり、契約期間(最低利用期間)を過ぎたあとなら、いつでも解約金なしで解約ができるようになりました。
自動更新がなくなったのは素直に改善点だね。
自動更新とかふざけてた内容だったよな!
まとめ
・契約期間縛りなしプランと2年プランがメインになった
・解約金は約1,000に引き下げらた
・解約金の代わりに端末代金が高額になったので、やはり2~3年の期間には縛られる
・自動更新がなくなり、最低利用期間を過ぎた後は、いつでも解約金なしで解約ができるようになった