モバイルルーター(ポケットWi-Fi)の購入を検討している人は、「WiMAX」か「LTE」かどっちにしようか悩んでいる人も多いでしょう。
「そもそもWiMAXとLTEは何が違うの?」
「何を基準に選べばいい?」
「結局どっちがおすすめ?」
そんな疑問を解決していきます。
モバイルルーター買いたいんだけどWiMAXとかLTEとか出てきてよくわかんねーんだけど。
WiMAXとLTEの違い、そしておすすめのモバイルルーターはどれか!
※当サイトはアフィリエイト広告で運営されています。
WiMAXとLTEの違いとは?
まずはWiMAXとLTEとはそもそも何者で、2つは何が違うのか?
という疑問から解決していきましょう。
そもそもWiMAXとLTEって何?
WiMAX もLTEも通信規格の1つ
まず最初に理解してほしいのは、WiMAXとLTEはどちらも無線通信規格の中の一つ、ということです。
LTEは「4G」「4G LTE」と言われたりもしていて、同じものと考えちゃって大丈夫です。
スマホでいつも使っているかと思いますが、あれと同じです。
他にも5Gや3Gなどもありますね。
LTE、WiMAXもそれらと同じ通信回線の一つということです。。
3G、4G(LTE)、5G、そしてWiMAX。
で何が違うの?
スマホと同じ「LTE」、独自回線の「WiMAX」
LTEは、4G LTEとも呼び、スマホでいつも使っているかと思います。
LTEモバイルルーターもそのスマホと同じLTE回線を使って通信をします。
au、ソフトバンク、ドコモ、楽天がそれぞれ提供していて、通話やインターネット通信ができます。
WiMAX回線はUQコミュニケーションズが提供している通信回線です。
WiMAX回線は通話はできないインターネット専用の回線で、この回線を利用したモバイルルーター・ホームルーターのサービスをWiMAXと言います。
ちなみにUQコミュニケーションズはauのグループ企業ですので、WiMAXはauの5Gや4G LTE回線も使って通信をすることもできます。
LTEはソフトバンクやドコモ、auなどがそれぞれ自社の回線を持っていて、それを使ったモバイルルーターを各社提供している。
WiMAX回線はUQコミュニケーションズだけが提供している回線で、それを使ったモバイルルーターがWiMAXだ。
機能的な違いはあるの?
WiMAXとLTEは電波の周波数帯が違う
WiMAXとLTEは使用する周波数帯に大きな違いがあります。
LTEは周波数帯の違うものがいくつかあり1.5Ghzやら800Mhzなど数種類があります。
WiMAXは2.5Ghz帯の一つだけです。
周波数帯は高い方が通信速度が速くなりますが、障害物などの影響を受けやすく、建物の中や地下で繋がりづらく、遠くまで届きづらいというデメリットがあります。
低い周波数のものは通信速度はそこそこですが、障害物の影響を受けづらくて遠くまで届きやすく、安定して繋がりやすいメリットがあります。
LTEの周波数帯 |
---|
・700Mhz ・8000Mhz ・900Mhz ・1.5Ghz ・1.7Ghz ・2Ghz ・3.5Ghz |
WiMAXの周波数帯 |
---|
・2.5Ghz |
LTEは周波数帯の高いものから低いものまである。
WiMAXは2.5Ghz帯の一つだけ。
周波数帯が違うと繋がりやすさと速度に影響するんだな。
WiMAXは以前はWiMAX回線だけを利用し、別料金のオプションでau 4G LTEも使えるといったサービス内容でした。
新料金プランのWiMAX+5Gからは、標準でau 5G/4G LTE回線を使えるようになりました。
ただ、プラチナバンドを利用するには、別料金のオプションになります。
LTEの方が繋がりやすい?
「WiMAXは繋がりづらい、地下や地方に弱い」
というのを聞いたことあるかもしれませんが、確かにWiMAXは地下や建物の中で繋がりづらく、通信エリアもスマホより狭いです。
その理由は、上述した周波数帯にあります。
700〜900Mhz帯(低周波)の周波数帯がポイントです。
700〜900Mhz帯はプラチナバンドとも呼ばれていて、非常に安定して繋がりやすい特徴があります。
なぜなら周波数が低いから
WiMAXはスタンダードモードでは、このプラチナバンドに対応していないのでLTEモバイルルーターと比べると繋がりづらいとなります。
雑な説明でLTEは繋がりやすいと言われてたりもしていますが、厳密にはその中のプラチナバンドが繋がりやすいということです。
楽天モバイルなどはプラチナバンドを自社で持ってないので、繋がりづらいと言われているんですね。
プラチナバンドに対応したLTEは、WiMAXに比べて繋がりやすいと言えるね。
WiMAXはプラチナバンドには対応していないと書きましたが、それはスタンダードモードのみです。
プラスエリアモードにすれば、プラチナバンド800Mhz帯に対応しているので、より繋がりやすく広いエリアでの通信が可能です。
ただし、オプション料金月額1,100円、月間15GBまでのデータ制限があります。
「WiMAX or LTE」おすすめのモバイルルーターはどっち!?
WiMAXとLTE、回線の特徴としては上述したとおりです。
ですがもう一つ、料金やサービスも同じくらい重要なポイントですね。
モバイルルーターのサービスとしての比較をしていきます。
され、ここからは技術的な違いだけでなく、料金やサービスといった商品としてWiMAXとLTEの違いと、ずばりおすすめはどちらかを比較していくよ!
モバイルルーター比較表
WiMAX (au) | ワイモバイル (ソフトバンク) | ドコモ | 楽天 | クラウドWi-Fi | |
---|---|---|---|---|---|
月額料金の目安 | 3,600円 | 4,800円 | 7300円 | 3,200円 | 3,200円 |
通信速度 | 2.7Gbps | 2.4Gbps | 4.9Gbps | 150Mbps | 150Mbps |
通信エリア | △ | ○ | ○ | △ | ◎ |
データ量 | 使い放題 | 使い放題 | 使い放題 | 使い放題 | 最大月間100GB |
月額は適用されるキャンペーンや申込みサイトによって異なるで目安の料金とします。
使い放題が安くて速い。WiMAXはホームルーター向き?
WiMAXは性質上、障害物の干渉を受けやすいので繋がりづらい場所がありますが、電波受信強度の良い場所では安定した高速通信ができる特徴があります。
そしてキャンペーンが豊富なので料金的にも比較して安いです。
以前は3日間で15GBのデータ制限もありましたがそれもなくなりました。
「高速通信を安い料金で使い放題できるコスパの高さ」がWiMAXの特徴と言えるでしょう。
ただ、LTEと比べて繋がりづらいデメリットがあります。
WiMAXは常に携帯して色々な場所で使うというよりは、特定の場所で快適な通信を楽しむ、という使い方のほうが向いています。
なのでモバイルルーターというよりは据え置きタイプのホームルーターが最適なんじゃないかなと思います。
WiMAXは使い放題プランの料金と性能のバランスが良い。
だけど繋がりづらさがあるからホームルーターが最適かも。
繋がりやすさを重視するならLTEモバイルルーター
プラチナバンドを常時使えるLTEモバイルルーターは繋がりやすさ、通信エリアの広さがメリットです。
通信エリアはほぼスマホと同じくらい、山間部や地下でも繋がりやすいので場所を選ばず使うことができます。
しかし、使い放題プランでの料金はWiMAXに比べて高めです。
楽天Wi-FiやクラウドWi-Fiなど安いサービスもありますが、通信性能的にはワンランク劣り、楽天Wi-FiはWiMAXと同じでプラチナバンドは使い放題できません。
このように特徴が違いますので、なにを重視するかでモバイルルーターは選ぶと良いと思います。
LTEモバイルルーターはWiMAXと比べて料金は高いけど繋がりやすさは上ってことだな。
まとめ
1.スタンダードモードは、プラチナバンドに対応していないので、通信エリアが狭く、地下や建物の中で繋がりづらい
2.オプション料金1,100円、月間15GBまでプラチナバンドを使えるプラスエリアモード
3.電波の良い場所なら通信速度は速くて安定してる
4.使い放題プランが安い
5.ホームルーターに最適
1.プラチナバンド対応で、地方や地下などでも繋がりやすい
2.料金はWiMAXに比べて高め
3.モバイルルーターに最適