「モバイルルーターは建物内で繋がりづらい」
と言われることがあります。
今まさに繋がりづらさで悩んでいる人もいるかもしれません。
確かに、WiMAXのモバイルルーターなどは建物内で繋がりづらい場合があります。
モバイルルーターって建物内で繋がりづらいの?
全部が全部そうというわけではないけど。
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WiMAXは部屋(建物)の中で繋がりづらい?
WiMAXのモバイルルーターは建物内で繋がりづらいのはホント?
WiMAXのモバイルルーターは建物内で繋がりづらいと言われています。
なぜ繋がりづらいのか。
特性を理解すれば理由がわかり、対策方法もわかります。
WiMAXは高周波帯で建物内に弱い
モバイルルーターやスマホは電波のモバイル回線で通信をします。
電波には周波数帯があり、高い周波数帯は速度が速いですが、障害物の影響を受けやすく建物内や地下などで繋がりづらい特性があります。
低い周波数帯は速度は劣りますが、障害物の影響を受けづらくいので安定して繋がりやすく、また遠くまで届きやすい特性になります。
WiMAXは周波数帯が高いので、建物内で繋がりづらいと言われるのです。
スマホはプラチナバンドと言われる低い周波数帯のものも使うので、建物内でも安定して繋がり、通信エリアも広くなります。
だから通信速度は速いけど建物内で繋がりづらいのか。
WiMAXだけ?
楽天のモバイルルーターも同じだね。
WiMAXのプラスエリアモードとは、月額1,100円のオプション料金で月間15GBまでより広いエリアで通信ができるオプションモードです。
UQ WiMAX公式サイトで通信エリアが確認できます。
これは通常モードに加えて、プラチナバンド(低い周波数帯)での通信も可能にするものです。
なので、通信エリアが広がるだけでなく、建物内でも繋がりやすくなります。
楽天Wi-Fiも繋がりづらい?
楽天モバイルのモバイルルーター「楽天Wi-FiPocket」
これも建物内で繋がりづらいと言われています。
楽天も自社の通信回線で通信を行っています。
ただ、楽天の通信回線には繋がりやすい低い周波数帯(プラチナバンド)がありません。
なのでWiMAXと同じように、建物内で繋がりづらいと言われているのです。
また、基地局の数も3大キャリアと比べて少ないので、今の所、通信エリアも比較して狭いエリアでしか提供できていません。
パートナー回線(au)も使うことができるのですが、月間5GB以上使うと通信速度が制限されます。
もうモバイルルーター買っちまったよ!どうすればいいんだ!
対策を取ってうまいこと使えば、十分な性能を発揮することも可能だよ。
モバイルルーターを建物内で使う方法
建物内で繋がりづらいデメリットがあるWiMAX。
しかし、それでも使い放題プランの料金の安さ、電波の良い場所での通信速度、このコスパの高さは魅力です。
WiMAXも設置場所などを工夫することで建物内でも電波状態を良くする裏技があるのでご紹介します。
窓際に設置
窓際は建物の干渉を受けづらいので電波が入りやすいです。
実はこれはスマホの電波でもそうなのですが、WiMAXの電波であればより顕著に電波強度がアップします。
部屋の奥と窓際では、通信速度にして10や20Mbpsくらいはざらに変わってきます。
モバイルルーターは窓際に設置しましょう。
部屋の方角、場所を変えてみる
基地局との位置関係や、周辺の地理や建物なども電波の受信のしやすさに影響します。
なので、同じ建物内であっても方角や、場所のよって電波の受信強度は異なってきます。
色んな部屋の窓際に設置して受信テストをして、最も受信強度の良い場所を見つけましょう。
パラボラアンテナを自作
パラボラアンテナを使えば、電波の受信を良くすることができます。
けっこう簡単に作れるので試してみるのもおすすめの方法です。
アルミホイルをパラボラアンテナみたいに丸い形にして、その前にモバイルルーターを設置します。
またはステンレスのボールを代用する方法もあります。
口コミでかなりの人が実践して結果を出しています。
アンテナ付属クレードルを使う
WiMAXのモバイルルーターには、アンテナ内蔵のクレードル(充電台)がある機種があります。
アンテナが増強するのでより電波を受信しやすくなります。
申込み時にクレードルセットを購入することもできますし、フリマサイトなどで中古品で購入することもできます。
窓際に設置するのが一番簡単で一番効果的な方法だね。WiMAXでは必須とも言える。
家とかならいいけど、外出先とかだと難しい場合もあるよな。どうすんだ。
部屋(建物)内でも繋がりやすいモバイルルーター
外出先の建物内で使うことが多い。そんな人におすすめのモバイルルーターはこれ!
建物内での繋がりやすさを重心する人ならWiMAXに拘らず、繋がりやすいモバイルルーターを使う選択肢も良いと思います。
繋がりやすさ重視の人におすすめのモバイルルーターを紹介します。
「ワイモバイル、ソフトバンク」使い放題が繋がりやすい
ワイモバイルとソフトバンクは、端末と通信回線が同じで性能的にはほぼ同じです。
ただ、料金プランが違い、安い料金で使い放題ができるワイモバイルの方がおすすめです。
ソフトバンクの通信回線を使い、繋がりやすさはスマホと同じレベル。
端末代金も含め、月額約5,000円の料金で使い放題ができます。
デメリットは使い放題プランでも5G回線は月間7GBまでしか使えない点です。
「ドコモ」通信速度モバイルルーターNo.1
通信速度、繋がりやすさといった性能を重視するならドコモのモバイルルーターが最もおすすめです。
最新端末の最大通信速度は驚異の下り4Gbps超え。
最大手のドコモの通信回線を使えるので繋がりやさは間違いなし、5Gも使い放題できます。
料金プランはスマホと同じものになります。
完全使い放題の5Gギガホプレミアは月額7,000円強と、料金的には比較的高いのがデメリットです。
「格安SIM」使い放題じゃなくていい人に
格安SIMをモバイルルーターに入れて使うこともできます。
料金を安く抑えれることができます。
ただ、完全使い放題できるプランはないので、そこまで使わない人におすすめです。
また、通信速度的にはWiMAXやドコモ、ワイモバイルに比べて劣ります。
「クラウドWi-Fi」通信速度を求めない人に
クラウドWi-FiはクラウドSIMという技術を使ったモバイルルーターで、「Air Wi-Fi」や「MUGEN Wi-Fi」などが有名な事業者です。
クラウドSIMは、ソフトバンク、ドコモ、au、楽天全ての回線に接続でき、受信可能な通信回線のうち最も強度の強い回線に自動で接続して通信を行います。
例えば、この場所では一番繋がりやすいソフトバンク回線に接続し、移動した先でドコモ回線に一番繋がりやすならそれに接続する、みたいな感じで使うことができるのです。
なので、繋がりやすさと通信エリアの広さ的には抜群です。
また、料金的にも月額3,200円程度と安いです。
デメリットは使い放題プランがなく多くても月間100GBまで。
通信性能がそれほど良くなく通信速度が遅いという点です。
地方や山間部などでよく使う人、海外でよく使う人などから人気です。
選択肢は結構あるんだな。
WiMAXには安くて速くて使い放題というメリットがある。自分の使い方にあったモバイルルーターを選ぶのがいいかもね。
まとめ
まとめ
・WiMAX、楽天Wi-Fiはプラチナバンドに対応していないので、建物内で繋がりづらい
・建物内で使う場合は、窓際に設置する、方角を変える、パラボラアンテナを自作、アンテナ内蔵クレードルを使う、などの対策
・ワイモバイル(ソフトバンク)、ドコモ、格安SIM、クラウドWi-Fiのモバイルルーターは建物内でも比較的繋がりやすい