2023年6月、WiMAXから新機種が2モデル新発売されました。
ホームルータータイプの「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」
モバイルルータータイプの「Speed Wi-Fi 5G X12」
今回はモバイルルーターの「Speed Wi-Fi 5G X12」(以下X12)について書いていきたいと思います。
「旧モデルとの違いは?」
「他社のモバイルルーターと比較してどうなの?」
など気になる疑問に答えていきます。
WiMAXの新しいモデルSpeed Wi-Fi 5G X12ってどうなの?良いの?
旧モデルや他社モバイルルーターと比較してみよう!
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「Speed Wi-Fi 5G X12」をWiMAX旧モデルと比較。違いは?
まずはWiMAXの旧モデルとの違いを見ていきましょう。
旧モデル「Speed Wi-Fi 5G X11」(以下X11) とGalaxy 5G Mobile SC01(以下Galaxy SC01)との比較表です。
X12 | X11 | Galaxy 5G Mobile SC01 | |
メーカー | NECプラットフォームズ | NECプラットフォームズ | Samsung |
発売日 | 2023年6月 | 2021年10月 | 2021年4月 |
最大通信速度 | 下り3.9Gbps 上り183Mbps | 下り2.7Gbps 上り183Mbps | 下り2.2Gbps 上り183Mbps |
通信規格 | 5G 4G LTE WiMAX2+ | 5G 4G LTE WiMAX2+ | 5G 4G LTE WiMAX2+ |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi6対応 | Wi-Fi6対応 | Wi-Fi5対応 |
接続可能台数 | Wi-Fi16台 USB1台 | Wi-Fi16台 USB1台 | Wi-Fi10台 USB1台 |
バッテリー容量 | 4,000mAh | 4,000mAh | 5,000mAh |
連続通信時間 | 9時間 | 8時間 | 16時間 |
ディスプレイサイズ | 2.4インチ | 2.4インチ | 5.3インチ |
サイズ | W138×H68×D14.8mm | W138×H68×D14.8mm | W147×H76×D10.9mm |
重さ | 174g | 174g | 203g |
操作 | ボタン | ボタン | タッチパネル |
5G SA | ○ | × | × |
OFDMA | × | × | × |
クレードル | 別売り | 別売り | なし |
端末代金 | 27,720 | 21,780円 | 21,780円 |
日本製モバイルルーター
NECプラットフォームズは、かなり以前からWiMAXのモバイルルーターを製造しているよ。
X12は日本企業のNECプラットフォームズ製のモバイルルーターです。
X11の後継機となります。
Galaxy SC01とはメーカーが違います。
WiMAXモバイルルーターとしては約1年半ぶりのニューモデルとなります。
WiMAX初5G SAに対応。最大通信速度が大幅向上
5Gエリア内の場所によってかなりの高速通信が期待できそう。
下り最大通信速度が2.7Gbps→3.9Gbpsと大きく向上しました。
電波環境が良い場所ならより速い通信速度が期待できます。
さらにWiMAXの機種としては初となる5G SA(スタンドアローン)に対応。
対応エリア内では次世代レベルの大容量、高速、低遅延の通信ができます。
5G SA(スタンドアローン)とは、
これまでの5G通信は、コア設備は4Gのものを流用していましたが、5G SAでは5G専用設備を使います。
より高速・大容量・低遅延の通信が期待できます。
引用:au公式サイト
サイズは変わらず連続通信時間が向上
X11と比べるとバッテリー持ちが良くなったけど、バッテリー持ちではGalaxy SC01が最高性能。
旧モデルX11と比べるとサイズは全く同じまま、バッテリーの持ちが良くなりました。
連続通信時間が8時間→9時間に向上です。
ちなみにバッテリー持ちが一番良いのはGalaxy SC01で、連続通信時間はダントツの16時間。
バッテリー持ちで選ぶならGalaxy SC01です。
画面サイズや操作性はGalaxyMobileが良い
スマホと違ってそこまで操作する機器ではないけど、使いやすいに越したことはないよな。
ディスプレイサイズはX12とX11は2.4インチ、Galaxy SC01は5.3インチ。
操作方法はX12とX11は画面横にあるボタン操作、Galaxy SC01はタッチパネルでの操作となります。
画面の見やすさ、使いやすさはGalaxy SC01の方が優れると言えるでしょう。
別売りクレードルで通信速度向上
NECお得意のWウイングアンテナ内蔵のクレードルは今回も健在です。
X12のクレードルは充電ができるだけでなく、内蔵アンテナによる電波受信の向上から通信速度の向上が期待できます。
またX12から新たにLANポートが2.5BASE−Tに対応。
LANケーブル接続の最大速度が1Gbps→2.5Gbpsに向上しました。
NEC製のモバイルルーターはクレードルが高性能。
さらにX12からLANケーブルでの接続がより高速になったんだ!
結論!料金の安い旧モデルがおすすめ
X12と旧モデルを比較した結論としては、旧モデルの「X11」と「Galaxy SC01」の在庫があるうちは旧モデルがおすすめです。
旧モデルから性能はいろいろ向上していますが、価格が上がってしまっているのが改悪すぎます。
価格に性能が見合っているとは言えず、コスパなら旧モデルの方が優れます。
5G SAは対応エリアがまだ狭く、あまりメリットと言えません。
最大通信速度が向上していますが、モバイルルーターの通信速度は電波の受信強度が重要なので、実行通信速度はそこまで変わらないと思います。
バッテリー持ちも良くなりましたが、たったの1時間。
バッテリー持ちならGalaxy SC01という優れたモデルもあります。
「X12」は端末代金が旧モデルより高い。性能的には「X11」とそこまで変わらない。
だから正直「X11」の方がおすすめだ。在庫が残っている今がチャンス!
他社使い放題モバイルルーターと比較
WiMAX | Softbank(ワイモバイル) | ドコモ | 楽天 | |
モデル名 | X12 | A102ZT | SH-54C | Rakuten WiFi Pocket 2C |
メーカー | NECプラットフォームズ | ZTE | シャープ | ZTE |
発売日 | 2023年6月 | 2021年7月 | 2023年1月 | 2021年1月 |
最大通信速度 | 下り3.9Gbps 上り183Mbps | 下り2.4Gbps 上り110Mbps | 下り4.9Gbps 上り1.1Gbps | 下り150Mbps 上り50Mbps |
通信規格 | 5G 4G LTE WiMAX2+ | 5G 4G LTE AXGP | 5G 4G LTE | 4G 3G |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi6対応 | Wi-Fi6対応 | Wi-Fi6対応 | Wi-Fi4対応 |
5Ghz.2.4Ghz同時利用 | ◯ | ◯ | × | ×2.4Ghzのみ |
接続可能台数 | Wi-Fi16台 USB1台 | Wi-Fi30台 USB1台 | Wi-Fi17台 USBorLAN | Wi-Fi16台 |
バッテリー容量 | 4,000mAh | 5,300mAh | 4,000mAh | 2,520mAh |
連続通信時間 | 9時間 | 9時間 | 9時間 | 10時間 |
サイズ | W138×H68×D14.8mm | W141×H69×D15.9mm | W154×H84×D16.0mm | W107×H64×D15mm |
重さ | 174g | 240g | 282g | 107g |
5G SA | ○ | × | × | × |
クレードル | 別売り | × | × | × |
端末代金 | 27,720円 | 10,800円 | 96,800 | 1円 |
3年間実質月額料金 | 4,200円 | 5,100円 | 10,004円 | 3,278円 |
通信制限 | なし | 3日間で10GB 5Gは月間7GBまで | なし | なし |
(月額料金+端末代金+手数料−キャッシュバックや割引)÷利用期間
WiMAX X12はコスパに優れる
WiMAX X12は他社モバイルルーターと比べると性能と料金のバランスが良くコスパの高さが特徴と言えます。
料金の安さでは楽天「Rakuten WiFi Pocket 2C」が一番ですが、性能面がイマイチです。
通信速度があまり期待できないので、大容量の通信をする人にはあまりおすすめできません。
ドコモモバイルルーター「SH-54C」は性能が最も優れますが、端末代金と月額料金がかなり高い設定となっています。
実質月額料金では相当な金額になり、はっきり言って高すぎです。
Softbank(ワイモバイル)の「A102ZT」は、料金と性能のバランスが良いサービスですが、「3日間で10GBの通信制限」「5Gの月間7GBまでの制限」というデメリットがあります。
たくさん使う人なら性能も非常に重要。
料金と性能のバランスならWiMAXが一番。
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