WiMAXのルーターは中継機(アクセスポイントモード)として使える?
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スマホくんスマホくん

くっそー。家の光回線のWi-Fiがオレの部屋だけ届きづらいぜ。


WiマックスくんWiマックスくん

そんな時はルーター中継機があると良いよね。


スマホくんスマホくん

そうだ昔使ってたWiMAXのルーターがあるんだった。中継機として使えないかな?

使い古したWiMAXのルーターは、光回線のルーターの中継機として使うことはできるのか。

Wi-Fiは離れた部屋などでは電波が弱くなりやすく、「通信速度が遅い!」「途切れる!」などがあると、すごくイライラしますよね。
そんな時にルーターの中継機があれば問題を解決することができます。

ただ、ルーター中継機だって安くはありません。
以前使っていたWiMAXのルーターなどを代用できれば節約になります。

まず結論から書きますと、WiMAXのルーターは「アクセスポイントモード(ブリッジモード)は使えるが、中継機モードは使えない」という結論になります。
誤解のないように書くとちょっとわかりづらくなってしまったかもしれませんので、詳しく解説していきます。

WiMAXルーターをWi-Fi中継機として使う

「アクセスポイントモード(ブリッジモード)は使えるが、中継機モードは使えない」
もっとわかりやすく言うと「ルーター親機と、有線で接続するアクセスポイントモードは使えますが、Wi-Fi(無線)で接続する中継機モードは使えない」ということになります。

アクセスポイントモードや中継機モードなど、詳しく知らない人にもわかるようにそれぞれ詳しく解説します。

WiマックスくんWiマックスくん

アクセスポイントモード、ブリッジモード、中継機モード、メッシュWi-Fiとは?

ルーターの接続範囲を広げるには、以下の3つの機能を使う方法があります。

  1. アクセスポイントモード(ブリッジモード)
  2. 中継機モード
  3. メッシュWi-Fi

それぞれ詳しく解説します。

アクセスポイントモード(ブリッジモード)

一般にアクセスポイントモードとブリッジモードは、名前が違うだけで同じものを意味します。
ちなみに、WiMAXのルーターではアクセスポイントモードとブリッジモードは全く違う機能として使われているのでそこだけお気をつけください。

アクセスポイントモード(ブリッジモード)は、ルーター親機と有線(LANケーブル)接続して中継機として使う機能です。
有線なので配線が邪魔になるデメリットがありますが、ルーターと中継機の接続は安定しやすいメリットがあります。

アクセスポイントモードのイメージ
画像引用:BUFFALO公式サイト
WiMAXのブリッジモード

WiMAXのブリッジモードは、USB接続で1台だけのデバイスを接続します。
その接続したデバイスにWAN側IPアドレスが割り当てられ通信ができるようになります。
例えば、スマホとブリッジモードで接続した場合、接続できのはスマホ1台だけになり、直接WiMAXの通信回線に接続して通信を行い、通信量はWiMAXに加算されます。

WiマックスくんWiマックスくん

ルーター親機とルーター子機はLANケーブル(有線)で接続する。
そのルーター子機からWi-Fiを飛ばして通信するのがアクセスポイントモードだ。

中継機モード

中継機モードはWB(ワイヤレスブリッジ)モードとも呼ばれる機能です。
文字通りワイヤレス(無線)でルーターと接続して中継機として使います
配線のわずらわしさがないメリットがあります。

中継機モードのイメージ
画像引用:BUFFALO公式サイト
WiマックスくんWiマックスくん

中継機モードは、ルーター親機とルーター子機を無線で接続する。
ルーターのWi-Fiを中継機を使って延長させるイメージだね。

メッシュWi-Fi

メッシュWi-Fiは中継機モードと似たような機能で、同じように無線によりルーター親機のWi-Fiを補う機能です。
中継機モードはあくまでもルーター親機のWi-Fiを延長させるようなイメージなのに対し、メッシュWi-Fiは複数のルーターを連携させて一つのネットワークを大きくさせるようなイメージです。

中継機モードは移動したりすると、ルーター親機側のWi-Fiと繋がったり中継機側のWi-Fiと繋がったりし、その度に通信が不安定になります。
メッシュWi-Fiは、一つのネットワークなので常に安定した接続ができます。
また、ルーター親機の負荷がかかりづらいので複数台のデバイスを接続しても速く安定しやすいメリットがあります。
デメリットは価格が高いこと、設定が少し難しいことです。

メッシュWi-Fiのイメージ
画像引用:BUFFALO公式サイト
WiマックスくんWiマックスくん

中継機モードと似たような感じだけど、より安定した通信ができる。
複数台の中継機を繋げるような使い方にも向いているのはメッシュWi-Fiだ。

WiMAXは光回線のルーター親機としては使えない

WiマックスくんWiマックスくん

無線で繋げる中継機モードは使えないのか。
そうだ!今使っているルーター親機には中継機モードがあるから、WiMAXルーターをルーター親機にして、今使っているルーター親機を中機器として使えばいいじゃないか?


スマホくんスマホくん

残念ながらWiMAXルーターは光回線のルーター親機にはできないんだ。

WiMAXルーターを光回線のONU(光回線終端装置)やモデムと直接接続して、ルーター親機として使うことはできません
ONUルーター親機WiMAXルータースマホ、パソコン
このような接続の流れですね。

光回線を使う場合、別途親機となるルーターを使うか、ルーター機能を持ったONUが必要になります。

WiMAXアクセスポイントモードの使い方

WiMAXルーターのアクセスポイントモードの使い方を解説します。

スマホくんスマホくん

アクセスポイントモードってどうやって使うんだ?


WiマックスくんWiマックスくん

まず必要なのはLANケーブル。それとモバイルルーターならクレードルが必ず必要。

モバイルルーターはクレードルが必須

WiMAXのモバイルルーターでアクセスポイントモードを使う場合には、専用クレードルが必ず必要となります。
クレードルとはLANポートの付いた充電台のことで別売りで販売されています。

機種によってはクレードルが発売されていない機種があります。
クレードルがない機種はアクセスポイントモードもありません。

Step1.WiMAX本体画面を操作してアクセスポイントモードをONにする
Step2.クレードルとルーター親機をLANケーブルで接続
Step3.クレードルを電源に接続し、WiMAX本体をセットする

本体操作の仕方は機種によって異なるのでUQ WiMAX公式サイト取扱説明書をご覧ください。

アクセスポイントモード
機能があるモデル
Speed Wi-Fi 5GX12
スピードWi-Fi 5G X11
Galaxy 5G Mobile Wi-Fi
Speed Wi-Fi NEXT W06
Speed Wi-Fi NEXT WX06
Speed Wi-Fi NEXT W05
Speed Wi-Fi NEXT WX05
Speed Wi-Fi NEXT W04
Speed Wi-Fi NEXT WX04
Speed Wi-Fi NEXT W03
Speed Wi-Fi NEXT WX03
Speed Wi-Fi NEXT W02
Speed Wi-Fi NEXT WX02
Speed Wi-Fi NEXT W01
Speed Wi-Fi NEXT WX01

ホームルーターでアクセスポイントモードをする裏技

取扱説明書に記載されているわではなく非公式ではありますが、ホームルーターもアクセスポイントモードとして使うことができます。
実際に私自身も現物で確認しました。
実際にやってみた手順と、動作確認したモデル、うまく接続できない時の対処法など詳しい情報は別記事でまとめていますので、詳しくはそちらをご覧ください。

基本的なやり方は、WiMAXホームルーターとルーター親機をLANケーブルで接続するだけです。
ホームルーターには標準でLANポートが装備されているので、モバイルルーターのようにクレードルは必要ありません。

まとめ

まとめ

・WiMAXのルーターはアクセスポイントモードを使えば中継機として使える
・中継機モード(ルーターと無線で接続)はできない
・ルーター親機としては使えない
・モバイルルーターはクレードルとLANケーブルが必要
・ホームルーターはLANケーブルで接続するだけ
・WiMAXではブリッジモードは別機能